家具の選び方:ファブリック/チェアについて

家具の選び方:ファブリック/チェアについて

チェアを選ぶ際、デザインや座り心地は気にするけど、ファブリックは意外に気にしないという人が多いように感じる。ファブリックを選ぶにあたって、大きく分けると素材と色に分解される。

先ずは素材について。肌触りを気にする方には布地を、汚れを気にしたくないというに方にはサッと拭き取れる合成皮革をお勧めしている。

素材を選んだ上で、色については、ウォールナットのように濃い色の木材の場合はダークブラウンやグレーを、ハードメープルのように明るい色の木材の場合は、どの色も意外に合うのでお好みで選んで頂くようにしている。ただ、どの色を選ぶにしても、部屋の統一感を出したい方には、チェアのファブリックを含め部屋の中にある色数を絞る事を伝えている。

私の自宅のファブリックは生成りで統一している。若かりし頃に見たインテリアの書籍に掲載されていた、パリのアパルトマンの一室で使われていた、くたびれた生成りのコットンのソファが記憶に残っているためである。その上で、季節に応じて、夏は寒色、冬は暖色を基本色にしたクッションを使っている。

長く、愛着を持って使うのであればファブリックまで気にかけて選びたい。

引越して部屋の雰囲気が変わった、汚れが気になるなど、ご希望であればファブリックの張り替えを承ります(有料)