家具の選び方:機能について
機能という言葉は、機能的かどうかであったり、機能美に優れているといったように日常生活の中でよく耳にする。辞書で調べてみると、”ある物が本来備えている働き”とある。蛇口や網戸など単一の機能を備えたものであれば、それ程深く考える必要ないが、パソコンやテーブルなど人によって使われ方が変化するモノに関しては、どのような使い方をするのかを明確にする必要が出てくる。
例えば、テーブルについて、私の場合。
ほぼ毎晩家族4人で晩ご飯を食べる
ノートパソコンを使って仕事をする
休みの日の朝は一人で新聞を読みながらコーヒーを飲む
あまり人を呼ぶ事はない
娘がたまに勉強をする
少し先の未来も踏まえて使用シーンをイメージすると自ずと求める機能であったり、サイズが決まってくる。食事をする、仕事する、ちょっとくつろぐ、勉強する...ひとつのテーブルであっても「本来備えている働き」は多岐に渡ることがわかる。
WELLで取り扱う家具を考えるにあたっても、機能やサイズの選択肢についてはかなり意識した。使う人の暮らしにちょうどよくフィットするということが、愛着を持って使うための条件としてなによりだと思うから。 とはいえコストと選びやすさも考慮して、ここはというポイントに絞って選べるカスタムオーダーに。
家具もオーダースーツのように設える時代に。家具屋巡りをする前に、ぜひ一度立ち止まって考えてみて下さい。