機嫌がいいとは何だろう

機嫌がいいとは何だろう

「幸せな状態は機嫌がいいこと」。ディレクターの村上がよくそう話します。最近聞いているJ-WAVE TOKYO MORNING RADIOの別所哲也さんも「ご機嫌は自分でつくるもの」と言います。そう聞いた時、”機嫌がいい”というのは、心が穏やかなことだろうと頭で何となく理解しているのですが、その状態がはっきりとわかりませんでした。


行動を変えれば感情が変わる、口角をあげるとプラスの感情になる。そういう話も聞きますが、わたしにとっては一時凌ぎのように思います。もちろん、意識することも大事です。
ただ、素直に好きな心地、好きな場所を選ぶようにすると、自然と口角も上がり、気持ちも穏やかになると思っています。


穏やかな心。独特な表現になりますが、水と砂が綺麗に分かれているのに似ているかなと思います。


たとえば、水と砂を入れたバケツは、そのまま置いておくと水が透き通り砂も綺麗に見えます。ですが、時に濁ります。バケツ自体が風で揺れたり、雨に降られたり、砂を取り除こうと手を入れたりすると、混ざって水が濁るような。
濁って何も見えなくなると、先が予測できない焦りやわからない不安、醜さに混乱してドロドロと胸に溜まるような感じが残ります。

でも、そっと時間をおくと砂が少しずつ沈み、水と砂が上下に分かれて元に戻る。そういう現状に心は似ていると思います。


機嫌よく居るためにどうしたらいいかと、わたしが考えたことは、砂よりも水の量を増やすこと、外からの影響を少なくすることです。



水の量を増やすとは、満たされることを自覚することで、私は、成長を実感したり、会いたい人と話せたりした時、素直な自分を受け容れてくれた時に安心感や充実さを感じます。他にも、晴れて気持ちいい日とか、朝に美味しい朝ごはんを食べて幸せだなとか、些細なこともそう感じます。嬉しいような、満たされた状態になったときに水が注がれて、溜まっていくのだと思います。
けれど、水がいっぱいになり過ぎてもいけなくて、少し荒れても溢れない、波の力を逃すちょうどいい広さに入れ替わることで、外の刺激と調和を保っているのかもしれません。

 

いつか海みたいな人になれるのでしょうか。まだまだ、わからないことが多いのですが、今の選択が未来を創っていると思いながら、ひとつひとつを丁寧に選んでいきたいです。

 

Yuka.N