眠れる寝室・環境 よく眠るために大切にしたい方法について
仕事や家事など毎日忙しく生きる現代人は、睡眠時間をしっかりとって体を休めることに加えて、その眠りの質を高めていきたい。
そのためには、寝具を中心とした睡眠環境を整えることに加えて、生活リズムを整えることや、気分も睡眠に向けてリラックスへと導いていくことが大切です。
ここではよく眠るための寝室(睡眠環境)づくり、睡眠前のリラックスについて考えます。
天然素材で作られたマットレス・ピロー
Atlas_マットレス(COCO-MAT)
Morfeas_枕(COCO-MAT)
Sithon Ⅰ_枕(COCO-MAT)
Narkissos II_枕(COCO-MAT)
寝つきを良くするためには、入眠する1時間〜2時間前から明るすぎない環境で過ごして、通常覚醒状態の脳・体をリラックスさせていきます。
そのために、落ち着いた寝室づくりは、良い眠りへの第一歩です。温度や湿度はもちろん、音や光、色彩や香りなど、幾つもの条件が関わります。
今回WELLでは、無垢材のベッドや天然素材だけで作られたマットレス・ピローで、自然に包まれて眠る人間本来の眠りを提案するほか、カフェインを含まないハーブティーや、上質なナイトウェアなどもご紹介します。
寝具
マットレス
特に、敷布団やマットレスにおいては、自然な就寝姿勢が取れて、寝返りがしやすい硬さ・クッション性と、発汗やそれによる体温変化を受け止められる、吸放湿性、保温性が大切な観点です。
敷布団については、綿や羊毛、もしくはポリエステル綿、ウレタンフォームなどを用いて作られています。
コイルマットレス
金属製のコイルが使われたコイルマットレスは、弾性が高いのが特徴的です。通気性が高いという利点もあります。また、コイル部分の剛性は強く、へたるようなことはほとんどないとも言われています。コイルマットレスがへたったような感覚があるのは、コイル部分のへたりではなく、上部ウレタンなどのクッション層だと考えられます。
特にポケットコイルのマットレスは“点”で支える寝具のため、上部のクッションがへたってきた際には体の一部を押される様な感覚があるとも言われています。クッション層に厚みのあるもの、密度があり耐久性が見込めるものを選ぶのが良いと考えられます。
ノンコイルマットレス
もう一方一般的なマットレスと言えるのは、ウレタンやラテックスで作られたノンコイルマットレスです。軽くて扱いやすく、サポート力が高いのが特徴的ですが、吸放湿性には優れないとされています。高反発タイプのものは、通気性はありますが、ラテックス・ウレタンともに吸放湿性はありません。コイルマットレスと同様に、吸放湿性の高いウールなどの天然素材のパットを使うなどすることで、長く使える寝具です。
天然ラテックス、ココナッツファイバー、海藻で構成されたマットレス
天然のラテックスについては、人の体の凹凸をしっかりと埋めながら支えてくれる高い弾性が最大の特徴。汗や紫外線に弱いなどの短所がありますが、ラテックスの原料であるゴムの樹液に防虫・防ダニの効果があるので、本体に特別なメンテナンスをせずとも、長く使うことができます。耐久性にも優れるため、内部に汗を入れない様にすること、紫外線に当てないことを心がけることで、一生物のマットレスになると考えます。
現代の寝具は、価格やその扱いやすさから、ウレタンやポリエチレンなどの化学繊維を用いることが一般的になりましたが、天然素材のみを用いた寝具もあらためて注目されています。心地よく眠るための機能をを持ち合わせた自然素材を最大限に活かし、また、へたりにくく、もしへたってきても打ち直しや仕立て直しが可能なものが多いため、お手入れしながら長く使える点を含めて見直されています。
ベッド
無垢木材のすのこベッド
FLAX bed
サイズ:セミダブル
樹種:オーク
雨が多く、湿度が四季を通して高いのは日本の特徴の一つです。
近年の住宅は、24時間換気システムが導入されていることがほとんどですが、比較的古い家屋や、設計・住まい方によっては湿気の溜まりやすい住居もあります。その様な場合には、寝具を清潔に保つために通気性を考えて、ベッドはすのこタイプのご使用がおすすめです。
また、寝ている間に必ずかく汗によって、寝具内の湿度が高まることで、暑く感じたり、寝つきが悪くなることも。汗を吸うだけでなく、放湿力も高いカバーやパッドなどを使うことで、改善されることがあります。
ウェア
【SLEEPY JONES】Henry Pajama Set / Flannel Stripe_Green/Navy/Gold
(スリーピージョーンズ・パジャマ・メンズ)
第三の肌とも呼ばれる衣服。睡眠時のリラックスのためにも大切にしたい観点です。柔らかで肌あたりが優しい素材で、締めつけ感がなくゆったりとしたスタイルがおすすめです。また、ここでも汗を吸って放湿できる天然素材で作られたものは適しているといえます。
ドリンク
ノンカフェインのハーブティー
【中村園】レモングラス×ローズマリー
就寝前は、脳を覚醒させないようにすることが大切です。カフェインが含まれているものや、お酒などは避けるようにするべきと言われています。白湯や、ホットミルク、香りでリラックスできるハーブティー(ノンカフェイン)もおすすめです。
その他、大きな音や明るい光を避ける、ブルーライトの発する画面を避けるなど、落ち着いた眠りを誘う環境に身を置くことも大切です。
睡眠の質を上げて、毎日すっきりと過ごせるよう、寝室環境・眠りの環境を整えるのはいかがでしょうか。