WELL LIFE:気持ち良く生きること
コラムWELL Lifeでは、私自身がとても興味のある”気持ち良く生きる”事について、今までの経験を踏まえて定期的に書き記していきたいと思っている。
最初に結論めいた事を書くと、気持ち良く生きるとはDNAに寄り添う事だ。
私は生物学の専門家ではないため、学問としての生物学の視点からDNAを語る事はできないが、人一倍DNAが喜ぶかどうかを意識して生活を送ってきた。と言っても、35歳を過ぎた頃からだが。逆を返すと、それまではそんな事は殆ど意識せずに生きてきた事になるため、DNAに寄り添った生活についても、寄り添わない生活についてもハイブリッドに理解しているつもり。
ハイブリッドという言葉で思い出したが、娘2人にもDNAに寄り添う事の大切さについて事ある毎に伝えてきた。例え話としてよく使っていたのが、生まれ持って与えられたヴィークルを乗りこなしているかどうかという事。大きいエンジンを積んでいるのか、ブレーキの効きが良いのか、燃費は良いのかどうかといった、自分のヴィークルを理解する事から全ては始まる、といった話。
DNAが喜ぶ感覚を言語化するのは難しいが敢えて言葉にしてみると、”瑞々しい感覚を抱えながら心穏やかな状態にある事”と定義したい。私は敢えて東京に住みながら、その感覚を維持する事に興味がある。情報に溢れ、多様な価値観を持った人に囲まれ、あらゆる事においてスピードが速い東京という街で、そのような状態で暮らすという事は、生きている意味の本質に近付く事だと思っているから。
Yuichi M