書くこと
毎年、秋になるとスケジュール帳を探しに出掛けていましたが、最近は求めていることがしっくりしたからか、2冊を愛用しています。
ひとつはモレスキンのノート。持ち歩くのにちょうどよく、フォーマットを気にせずにその時に思いついたことを書ける無地のものです。
もうひとつは、過去の振り返りとこれからを考えるためにカキモリで作ったオーダーノート。マンスリー3年分を綴じてもらい、何をしていたか当時のことを思い出し、どう変化したかを見れるようにしました。
書くことは、わたしにとって思考や気持ちを整理する行為になっています。絡まった思考をひとつずつ出し、考えていることをクリアにしていくことなのだと思います。 パソコンやスマホアプリも使いますが、手で書いた方が後にすっきりとした感覚がはっきりとあるのです。その差は、書く内容よりも字の形やペンの濃さが、その時の状態を明確に表しているからです。
たとえば、良いことがあったら、少し丸みを帯びて柔らかい雰囲気を醸す。活力がみなぎるときは、角や止めが弾けていたりする。反対に迷いがあると、筋のないクタっとした文字になるときもあります。
どんなときに迷い、活力が溢れ、わくわくするかが見てわかりやすくなるのです。
そういう様々な状態を客観的に見ていると、ディレクター村上が言う「いつも気分の良い状態でいること」という幸せの定義の、その状態を掴めるのかもしれません。