長く使いたい器を選ぶ大きさと単位

長く使いたい器を選ぶ大きさと単位

ダイニングテーブルの上を彩る器たち。

盛り付けるお料理によって使うお皿を変え、シーンや雰囲気を作ることも食事を準備するときの楽しみですね。以前まで食器は、和食には和食器、洋食には洋食器というように、料理によって器が決められていた印象がありますが、最近は料理と色を合わせたり、白いシンプルな柄のものがあったりと、どんな料理にも使いやすいお皿が増えているように思います。

 

 盛り付けるときに大事になるのが器のサイズ。その大きさの見方や単位、サイズによる用途についてご紹介します。



和食器と洋食器

和食器は「寸」という単位で大きさを表し、長さを尺、重さを貫で表す「尺貫法(しゃっかんほう)」という単位系が使われています。1寸は約3cmくらいです。

 

1寸=約3cm 

 

一方、洋食器は用途や載せる料理によって名前が異なります。

たとえば、ゲストに取り分けるためのメインディッシュを載せるオーバル(楕円形)のプレートを「プラター」。お肉やお魚などのメインのおかずを盛る中皿のことを「ミート皿」と言います。プラターは直径26cm〜40cm、ミート皿は直径23~27cmくらいの大きさです。

 

コース料理やテーブルマナーは19世紀頃に確立されたと言われ、もともと12世紀のヨーロッパでは、ナイフやフォークを使う、取り分けるという習慣がなく、目の前に置かれた大皿の料理を手掴みで食べていました。フランス王家にカトリーヌという女性が嫁いでから、テーブルマナーが広がり、全員がメニューのものを一通り食べれるように、温かい料理を食べれるようにと一人ひとりに順番に運ばれる形式になりました

 

和食器、洋食器では、それぞれで見方や呼び方が異なりますが、小皿・中皿・大皿と大きさを3つに分けて見ていきます。

  

大きさと用途

小皿(3〜5寸:9〜15cm)

おかずを取り分けたり、漬物や和物などの副菜、果物や一口サイズの和菓子や洋菓子にちょうどいい大きさです。3寸(約9cm)の豆皿は、主に薬味や調味料などに使われます。

パンプレートは、ロールパンや切ったフランスパンなど数個を載せる大きさに適したサイズのため、食パンを載せる場合は、18cm以上の中皿がおすすめです。

 

 

ワンキルンのSプレートに載ったミスターチーズケーキ

 

 

中皿(6寸〜8寸:18〜24cm)

いろいろな用途に使いやすい大きさです。少しずつ取り分けたおかずを盛り合わせたり、お菓子、サンドイッチ、おにぎりのような軽食にも。彩りを鮮やかにするサラダプレート、デザートプレートにもなります。

 

 

大皿(8寸〜:24cm〜)

洋食器では、ディナープレートと言われる大きさです。一人ずつ用意したメインのおかず、パスタやカレー、ランチプレートに。30cm位の大きいお皿は、宴会料理やお刺身の盛り合わせなどの大人数用に使われたり、座る位置を決める目印として、お客さまをもてなす際の飾り皿として使われたりすることもあります。

 

 

パスタの盛られた二川修さんのプレート

 

 

また、リム(縁)があるかないかで、料理を載せる広さが変わります。ある程度の大きさを知るのに、手のひら(手をパーにした時の親指から小指まで)を測っておくと目安になりそうです。

 

 

 

手のひらのサイズ。イラスト

 


器の大きさを知ると、使われているお皿の用途が増えたり、どんなお皿が欲しいのか決めやすくなります。どんな料理を載せたら美味しそうか、料理を思い浮かべながらお気に入りの器を見つけ、ダイニングで過ごす時間をお楽しみください。

 

Yuka.N