灯りで叶える理想の部屋づくり - 照明器具の種類と基礎知識 -
新築・リフォーム・引っ越しなど、新しい家は温かくいつまでも心地いい空間を提供してくれる場所であってほしいと多くの方が願うこと。そんな理想を叶えるのが照明です。
「照明は明るくなれば充分?」
いえいえ!そんなことはありません。
照明ひとつで、部屋の雰囲気が変わります。
新築やリフォームを考えている方はもちろん、お部屋の雰囲気を変えたい方も照明を見直してみてはいかがでしょうか?
快適な空間づくりを実現するため、今回は照明の基本的なことをまとめました。
照明を変えて、あなた好みのムードを作ってみませんか?
明るさで作る本当に住みたい部屋づくり
照明ひとつで、本当に住みたい部屋にぐっと近づくことができます。
少し暗くしてムードをだしたり、明るさを加えておしゃれにしたり。
今のLEDライトは寿命が長く、電気代の節約も叶います。
また、色を変えられるタイプならば、ボタンひとつでシーンに合わせて雰囲気の違いを楽しむことができます。
ドラマチックな演出を加える灯りの色を変えるタイプ
ON/OFFの切り替えなど、シーンに合わせて灯りを変えたい方は、色を変えられるタイプの照明を使ってみましょう。
暖色系の赤みがかった色合いはリビングやダイニングにぴったり。料理を美味しそうに見せてくれます。
また、落ち着きのある雰囲気を作ってくれるので、リラックスしたいときにもおすすめです。
仕事や作業など気を引き締めたいとき、頭をクリアに保ちたいときは、青みのある白色系のカラーを選べば、部屋での過ごし方に合わせた使い分けができます。
生活リズムを整える役割をになう調光タイプ
明暗を変えることができる調光タイプの照明ならば、生活のリズムや時間帯に合わせて灯りを調節できます。
ベッドルームでも、読書や作業をしたいときは明るめ、ベッドで休みたいときは暗めなど工夫してみましょう。何段階かに分けて明るさが調節できるものもあります。
お部屋を広範囲に照らすシーリングライト
天井に直接付けるタイプの見た目がすっきりしたシーリングライトは、部屋全体を満遍なく照らし、勉強など作業がしやすい特徴を持ちます。
シーリングライトは、フラットタイプ・スポットライトタイプなど大きく分けて5種類あります。それぞれ見ていきましょう。
薄くて圧迫感のない存在感をださないフラットタイプ
家電量販店で取り扱いの多い、天井に沿って薄いシェードを設置するタイプです。存在感が控えめなので、狭い部屋や、天井が低い部屋での設置しやすさも魅了です。リモコンが付いているタイプならば、寝室でベッドに横になってから消すこともできますね。
ムード演出が得意なスポットライトタイプ
木製やスチール製のダクトレールに3〜5灯のスポットライトが付いており、シェードの向きを変えられます。部屋の広さや用途に合わせてスポットライトの数を決めましょう。
デザイン性と使い勝手を兼ね備えており、おしゃれな雰囲気を出すのに適しています。
絵画やオブジェに光を当てて目立たせたり、壁や天井を照らす間接照明として使用できます。
空気を循環させるシーリングファンライト
シーリングファンとは天井にサーキュレーターが設置されたもの。これにライトが一体になったものをシーリングファンライトと呼ばれ、簡単に設置できる工事不要なタイプもあります。
部屋の空気を循環させるため室内温度を均一に保ちやすく、エアコンとの併用で快適な環境づくりと節電効果も期待できるでしょう。
長さ・太さの種類が豊富なバーライト
ライン照明とも呼ばれ、アルミや樹脂でできた直線状のレールに照明を乗せた形が一般的な、インテリア要素の強い照明で、間接照明として用いられるほか、オブジェ代わりに設置される場合もあります。
屋内用・屋外用とあり、長さ・太さの展開が多いのも特徴です。場所を取らないため、家具や家電の隙間に設置したり、植物やディスプレイを柔らかく照らすことも可能で、ムーディーな部屋づくりに重宝します。
番外編:工事が必要なダウンライト
天井へ埋め込むタイプの照明のため、空間を広く見せるのにおすすめ。明るさも充分にあるためリビングや寝室にも適しています。
真下を照らすタイプだけでなく角度を変えられるタイプ、屋外や風呂場など湿気の多い場所に設置できる防水タイプ、調光できるタイプなどがあります。
たくさんの種類から用途に合わせて選べる点が良いですね。
取り換えは基本的には業者さんに頼みましょう。一般の方が行うにはとても難しい作業です。
デザイン性の高い吊り下げタイプのペンダントライト
ペンダントライトとは、コードやチェーンによって天井から吊り下げタイプの照明の総称です。
空間に満遍なく光を届けるシーリングライトに対し、ペンダントライトは天井からの距離が生まれ光源の位置が低くなるため、光が広がる範囲が狭くなります。
照明を吊るすことが空間のアクセントとなります。広範囲を照らすシーリングライトとの併用し、ライティングの抑揚を作り出しても素敵です。
多灯付けが可能なダクトレールタイプ
ダクトレールを使用すれば、ペンダントライトも多灯付けが可能となります。インテリア性が高くシェードの配置が空間にリズムを生み出します。
スタンド照明で、快適に
スタンド照明は主に間接照明として用いられ、ピンポイントで助灯の役割を果たします。
狭い範囲を照らし、持ち運びや移動が簡単なため、同じ部屋の中に明暗を作ることができます。使いたい人が、使いたいときだけ灯すことができる点が魅力です。
手元を明るく照らすテーブルライト
机やチェスト、サイドテーブルの上に置くテーブルライトは読書灯の役割だけでなくインテリアとしても活躍してくれて、置き型と挟んで設置するクランプ式があります。おしゃれなデザイナーズ作品をはじめデザインが豊富なので、どんなスタイルのお部屋でも似合うライトが見つけられるでしょう。
存在感のあるフロアスタンド
床に置くフロアスタンドは、インテリアとして単調な空間に変化を持たせてくれます。シーリングライトの光を落としてフロアスタンドだけを灯せば、柔らかい光が部屋を寛ぎの空間に変えてくれます。
壁掛け照明 / ウォールライト
部屋が狭くても間接照明を置きたい方は、壁掛けタイプの照明という選択肢はいかがでしょうか?
ウォールライトは家具だけではなく、建具との相性に配慮するとインテリアが洗練されます。部屋に調和するデザインを探してみましょう。
理想のインテリアを叶える照明器具
このように照明器具にはさまざまな種類があり、ライトを変えることで部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
加えて調光を工夫することで、日中の作業効率を上げたり、夜はより深く身体を休めることができます。インテリアだけではなく、その部屋でどのように過ごしたいか考えながら、理想の照明器具をさがしてみてください。
【参考記事】
おすすめ!お部屋を彩る美しいウォールランプと取り付け方
https://www.kaja.co.jp/staffblog/2018/09/walllight/
【シーリングライトの選び方】種類がわかればリビングが簡単におしゃれに!
https://www.treasure-f.com/sp/knowledge_kaden/ceiling_light.html
シーリングライトとは? ペンダントライトとの使い分け方を解説
https://www.receno.com/pen/school/u6/2015-09-16.php
照明・ライト
https://www.artworkstudio.co.jp/
照明器具の用途と種類について
https://www.garageland.jp/garageland/index.cgi?mode=data&id=5952708
ライト・照明
https://flymee.jp/category/lighting/
LED ライン照明 (バーライト・テープライト) とは