空間にやさしく馴染む、丸テーブルの魅力と種類を紹介します[ 2 ]
今回は、[ 1 ]の記事に引き続き、丸テーブル(ラウンドテーブル)にスポットを当てて魅力に迫ります。
材質で変わる部屋のイメージ
同じデザインでも使われる素材によって作られる雰囲気は変わってきます。材質の違いを紹介しますので、イメージに合ったテーブル選びの参考にしてください。
温かみのある木製
木製は木目を活かした温かみがあります。種類も天然木から合板・塗装していない無垢材など、色や肌あたり・質感も違ってくるので、それぞれ雰囲気も変わっていきます。
デザイン・サイズのバリエーションも豊富で、他の材質では見つけにくい条件の厳しい部屋でもきっと見合うものが見つかるでしょう。
汚れや水に弱く、シミや汚れが取れにくいのが弱点。特に無垢材など塗装をしていないものはお手入れがやや困難。飲食をする目的なら塗装した木材を選んだり、カバーを付けたりすることをおすすめします。
スタイリッシュに決まる金属製
クールでスタイリッシュに決まる金属製のテーブル。無機質な印象にしたい部屋に合うでしょう。
傷や汚れがつきにくく、水も染み込みにくいので手入れがしやすいのがメリットです。
アイアン製の脚は木製の天板と組み合せが多く、南欧風のイメージにぴったり。鉄なので細身の脚でもしっかり天板を支え、耐久性も優れており長く愛用できますが、重たいゆえに床を傷つけかねません。
脚に樹脂キャップが付いているものを選んだり保護パットを付けたりすると良いですよ。
鉄に炭素を加えて強くしたものがスチールです。さらにスチールに耐熱性と耐食性を強化したものがステンレスです。汚れに強くサビにくいので水回りに置くテーブルの素材に適しているでしょう。
透明感あふれるガラス
透明感あふれるガラス。汚れや水に強く、傷も付きにくい素材です。高級感や解放感もあり視界を塞がないので、広い空間に見せる効果も期待できます。
ガラス天板のほとんどが、強化ガラスで作られているため、よほど重たいものを高い位置から落とさないかぎり、割れることはほぼありません。
どうしても不安なのであれば飛散防止フィルムを貼ったタイプを選ぶと安心ですね。
また、ガラス板は厚くなるほど豪華に見えますが、重くなり運びづらいです。掃除などで頻繁に動かしたいのであれば8mmまでを選びましょう。
高級感ある石材
石材には天然・人工大理石などがあり、高級感を持ち合わせています。
汚れや水にも強く、石の模様は1つ1つ違うので個性がでてインテリア製が高いです。
人工大理石は、天然石に比べると圧倒的に軽く、キズ・汚れにも強いので日ごろの手入れがしやすく、掃除などの際にも動かしやすいです。
また、天板を丸く仕上げているものはぶつかっても痛くありません。
しかし、上からものを落とすと割れかねないので扱いには注意しましょう
脚の本数で変わる使い勝手
テーブルはデザインや大きさで選びがちですが、脚も重要なポイントです。
丸テーブルは1本脚・3本脚・4本脚などが一般的ですが、大きい天板だと、5本脚・6本脚でしっかりと支えるタイプもあります。
カフェテーブルに多い1本脚
カフェテーブルに多い1本脚のテーブル。すっきり見え広さのある空間を演出します。脚が邪魔にならないので座る人数を制限されず、ダイニングチェアやワークチェア・ソファなど、どんなタイプの椅子でも気にせず置けます。
しかし、ラグを敷いてたりフロアクッションだったりすると脚が少ない分安定しづらいので、しっかりとした底板が脚先に付いているものを選びましょう。
見た目が軽やかな3本脚
3本脚は、1本脚や4本脚に比べると生産数は少ないですが、見た目が軽やかでサイズの大きい椅子が収納しやすいなどの利点があります。
そもそも3本脚は、デコボコな地面でもバランスよく置けるように設計されたという説もあります。
しかし、重心が中心に集中しているため、端に手をおいて体重をかけるとバランスを崩してテーブルが傾く可能性がありますので気を付けたいところ。
大きな天板より、ソファやラウンジチェアの隣りに置く小さいサイドテーブルに向いていますね。
しっかり支える4本脚
4本脚タイプのテーブルは、等間隔に脚があるため安定感があり、しっかり天板を支えますので食事をたくさん並べるダイニングテーブルに向いています。
脚のデザインも豊富にそろっており、選択肢はたくさんあるでしょう。
椅子の幅が、脚と脚の間に入らなければ収納できないので脚間と椅子のバランスを考えて購入する必要があります。
また、4人以上座るのであれば脚が邪魔をして座りにくいと感じるかもしれません。多くの人数で座りたいときは1本脚タイプの方が向いてますよ。
ハイ&ロー、高さのバリエーションでイメージづくり
テーブルの高さはシーンによって変えることで使い勝手がぐんと良くなります。どこにどれくらいの高さのテーブルを置くか、イメージを持ってから購入することをおすすめします。
空間を広くみせるローテーブル
ローテーブルは高さがなく、開放感があります。
リビングテーブル、座卓やコーヒーテーブルなどが当てはまりますね。床に直に座って使用できるので椅子を置かなくてよい分、スペースを広く使えますよ。
脚が折りたためるタイプもあります。来客など必要時にだけ使用するのであれば、普段は片付けておけますし、コンパクトサイズなら外に持ち運ぶのにも便利です。
楕円形ならソファなどと組み合わせれば、存在感のある中心的なインテリアになるでしょう。
様々なシーンに応用できるハイテーブル
ハイテーブルは、様々なシーンで応用がききます。
ダイニングテーブルとして使う場合は高さが70cm前後のものが多く椅子が必要です。床から立ったり座ったりする動作がない分、膝や腰に負担をかけません。
さらに高い100cm以上のものならキッチンでは、カウンターテーブルとしてダイニングとの仕切りにしたり、調理したものを置く台として使用したりと活躍しますよ。
椅子を置かないスタンディングタイプならすぐに移動もできるので家事をしながら、コーヒーを飲みたいときなどに使えますね。
また、丸型のハイテーブルならお酒を飲むときにハイチェアと合わせてバーテーブルとして、ティータイムのラウンジテーブルとして使用すれば、おしゃれを演出できて素敵ですよ。
最適なテーブルの高さを知ろう
最適なテーブルの高さを知りましょう。
椅子とテーブルの高さが合っていないと座り心地が悪くなってしまいます。
テーブルの高さを決めるには椅子の高さを基準に決めていくほうが理想に近づきます。
椅子の座面と天板の高さの間隔を差尺とよび、280mm〜300mmが適正値といわれます。この値を参考に自然な姿勢で食事や作業を行いましょう。
丸テーブルで作る穏やかなインテリア
テーブルは存在感がある家具なので、これを丸(円形)に変えるだけでぐっとイメージが優しくなります。また、素材も質感が違うだけでイメージがおしゃれにもスタイリッシュにも変わりますよ。
家族が集まるリビングに丸テーブルがあれば穏やかな雰囲気が作れます。
素敵なラウンドテーブルと出会えることを願っています。
【参考サイト】
ローテーブルとハイテーブルどっちがいい?選びかたのポイントは?
柔らかい雰囲気の部屋に!丸いダイニングテーブルの魅力と選ぶコツ
【一人暮らしにおすすめ】ハイテーブル10選!選び方や種類は?