隣に座れるベンチ
以前の記事でも紹介しましたが(ベンチの使い方について:様々な用途を持った佇まい)、私はベンチの軽やかな印象や様々な用途が特に魅力的な家具だと考えていました。
今日は、新しくベンチの魅力を一つ見つけました。
それは「すぐ隣に座れること」です。
新宿ショールームのスタッフの一人と本をシェアしたい時、すぐそばに座ることができるベンチの便利さに気がつきました。ベンチは、複数人が腰掛けられるもの。仕切りがないため、ピッタリと近づくこともできます。
家族で使う様子を思うと、温かな風景が頭に浮かびました。
ダイニングテーブルで料理本を見ながら献立を考えるお母さんの元に、子供が駆け寄り「今日のご飯なに〜?」と隣に座って、本を覗き込む風景。
姉妹で並んで腰掛け、どんな服装が好きかをファッション雑誌を見ながらお話する風景。
学校の宿題をこなす子の様子を、隣に座ったお父さんが見守る風景。
いろんな家族の光景が思い浮かびます。
ベンチをシェアすることは、その他様々なものをシェアすることにつながります。ベンチのある場所が、家族にとってとても楽しい場所になるかもしれないと感じました。