全部知ってる? ソファの種類を知って自分にぴったりのデザイン選びを
ソファ選びは、奥が深いと思いませんか。
誰もが欲しいと思えるリラクゼーション家具である一方で、価格や存在感の大きさから失敗したくないと考えてしまいます。
さらにソファは、種類が多いことにも戸惑いを覚えます。
新築住宅への転居やリノベーションなど、様々なシーンでソファの購入をお考えの方も種類が多すぎてどんなソファを選んだらよいのかわからないと思われるのではないでしょうか。
ソファの選び方を知る前に質問です。
あなたは、どんなソファが欲しいですか?
自分に合った理想のソファを手に入れるためには、まず自分が何を望んでいるのかを知ることが大切です。
ソファの種類とその特徴・自分に合ったソファのデザインについてまとめました。自分が望むソファがどんなものなのか、探していきましょう。
部屋のムードを決定づける、ソファの種類とその特徴
ソファは、お部屋の大部分を占める場合が多く、インテリアとしての存在感の強さはあるかもしれません。お部屋の雰囲気を大きく左右するので、ソファをどう見せたいかによって選ぶデザインは変わってくるでしょう。
ソファを空間に溶け込ませたいなら、お部屋のベースカラーやテイストに合わせたデザイン。主役的に置くなら、周りの色調を合わせたうえでソファにアクセントカラーを持ってくることもできます。
ソファは座って寛ぐための家具ですから、座り心地も重要。使う人が座っていて居心地がいいかどうかはソファを選ぶ基準として大きい部分です。
まずは、ソファの種類とその特徴を知って、選択肢を増やしていきましょう。名前を知っているだけでもグッと探しやすくなりますよ。
形状別 / 11種類のソファ
形状別にソファの種類と特徴をご紹介します。
1.ストレートソファ
最も一般的な、まっすぐな形状のソファです。レイアウトがしやすく、サイズ展開も豊富。ウッドフレームタイプも造形が美しいものが多いですね。
肘掛けの有無や高さ、幅によっても使い勝手は異なります。
2.コーナーソファ
お部屋の角に添うようにデザインされたソファで、リビングや応接室で使用されますね。複数のソファを組み合わせるタイプが多く、ある程度自由度があります。
ソファを置くとデットスペースになりそうな角エリアも綺麗に活用できるのはコーナーソファの魅力です。
3.L字ソファ
形がLの文字に見えるソファの総称です。デザインは、一体型もパーツを合わせたタイプもあります。お部屋の角に置くとデッドスペースになりがちな部分を有効利用できますね。
まだお互いの付き合いが深くない方と座る場合に、適度な距離感を保てるので便利です。
4.カウチソファ
「カウチ」は、横たわることができるよう座面が長くなった寝椅子を言います。現在の日本では、カウチとストレートソファをつなげた物をカウチソファと呼ぶのが一般的です。
足を伸ばして座ったり、横になったりできるので、より寛ぎやすくなります。
5.シェーズロング
足や体を伸ばして休息できるよう座面が長くなった寝椅子です。カウチとの区別はされずに、カウチソファを「シェーズロングソファ」と呼んでいる場合があります。紛らわしいですが、定義を区別して覚える必要はあまりなさそうです。
6.フロアソファ
座面が床に近く、座椅子のような感覚のソファです。床に足を投げ出すように座れるので、日本人に馴染みやすいデザインと言えるでしょう。
高さがないため、圧迫感を感じにくいところが利点。狭い部屋や和室にも置きやすいです。
7.ローソファ
ローソファは、一般的なソファよりも座面が低く、フロアソファと同様、高さがなく、お部屋の開放感を出しやすいです。背もたれも低いデザインを選ぶとすっきりとスタイリッシュな空間を作ることができるでしょう。
8.ハイバックソファ
首から頭のあたりまで、背もたれが高く設計されたソファです。
体を預けてリラックスできるので疲れにくく、同じ姿勢で長時間過ごす機会が多い方に向いています。
高さがある家具になってしまうので、圧迫感には気を付けたいところですね。
9.リクライニングソファ
リクライニング機能が付いたソファのことです。背もたれだけではなく、ひじ掛けや足置きを調整できるタイプもあります。
電動の場合は、配線についても考えておきたいですね。
10.ソファベッド
背もたれを倒すとベッドとして使えるタイプのソファです。ソファベッドとわからないようなおしゃれなデザインが多いですよ。
来客用にしても、自分や家族が使うにしても、多くの利用シーンが考えられるところが嬉しいですね。
11.オットマン
足を乗せるための台として使う小さなソファです。
ソファに密着させてカウチのようにしたり、オットマンをスツールやサイドテーブルのように使うこともできて非常に便利。
移動が自由で、あらゆる場所で使えるのもオットマンならではです。
素材別 / 3種類のソファ
素材別にソファの種類と特徴をご紹介します。
1.本革(天然皮革)レザーソファ
本革レザーソファーは、天然素材を使っており、使い込むと色艶や風合いが出て、味わいが増していきます。ソファを育てるような感覚で、経年の趣を楽しむことができるのは、本革ならではの特徴。
肌馴染みが良く、独特の滑らかな手触りが魅力です。
耐久性に優れ、革製品のようにしっかりメンテナンスを続ければ、長く使うことができます。
牛革を使うことが多いですが、豚革や馬革のソファもあります。なめしや仕上げの方法によっても風合いが異なるため、お部屋のテイストに合わせて選ぶことができますよ。
2.合皮(合成皮革)レザーソファ
合皮レザーソファは、人工素材のため、本革よりリーズナブルであることが魅力です。カラーバリエーションも本革よりずっと豊富で、リッチな雰囲気にもカジュアルな雰囲気にもマッチします。
汚れに強く、気兼ねなく水拭きができることも嬉しい点ですね。
本革より経年劣化はしやすいデメリットも。通気性や吸湿性がないので、肌感触を重視する場合は注意しましょう。
3.ファブリック(布地)ソファ
ファブリックソファは、カラー・柄・繊維の風合いなどバリエーションが豊富です。カーテンやラグなどのインテリアと調和が取れるので、コーディネートに取り入れやすいですよ。
レザーに比べて安価で、安らぎを与えてくれる優しい肌触りも魅力です。
汚れや臭いが付きやすいので、衛生面が気になる場合は、本体からカバーを取り外せるカバーリングタイプであれば洗濯可能で安心して長く使うことができるでしょう。
ソファの大きさ / 座れる人数のバリエーション
座る人数・部屋の広さ・配置スペース・用途によって、必要なソファの大きさは変わってきます。
ここでは、大きさ別にソファを考えてみましょう。
一人掛けソファ
全体幅70〜90cm程度で、一人用のソファ。ワンルームでも心配なく置くことが可能です。
省スペースなので、一人暮らしにはもちろん、ファミリーの居住空間でも意外と活用の幅が広いのが一人掛けソファの利点。
リビングの一角や寝室に置いて、自分だけの空間を作り読書やカフェタイムを楽しむこともできます。ソファを組み合わせて応接セットのように使うことも可能です。
二人掛けソファ
全体幅140〜160cm程度で、大人が二人で座れるソファです。お好みによりますが、リビングで六畳程度の広さがあれば、無理なく配置できると思います。
体の小さい子どもであれば、三人ほど座ることもできますが、座面がツーシートかワンシートかによって座り心地の違いはありますね。
二人掛けソファよりも幅が狭く作られているコンパクトソファもあり、こちらは一〜二人掛けといったところでしょうか。一人でゆったり使いたい場合に重宝しそうです。
三人掛けソファ
全体幅170〜200cm程度で、大人が三〜四人座れます。リビングで八畳程度の広さがあれば、圧迫感を感じることはないでしょう。
このくらいのサイズだと、大人が体を伸ばして横になるのに十分かもしれませんね。座面の奥行きがあれば、座っても横になってもかなりゆったりと使えます。
二人で広々と座りたい場合にも選ばれることが多いサイズです。
足を伸ばして座れるリラックスタイプのソファ
ソファは、座面の奥行きが長いほどリラックスして座ることができます。特に足先まで乗せることができると、座り心地が格段に良くなるのです。
そんなソファの提案をしてみます。
一人のリラックスタイムを演出
「一人でゆったり座りたい」「自分だけのリラックス空間が欲しい」という方には、足を投げ出して座れる「シェーズロング」、「足置き付き一人用リクライニングソファ」、「一人掛けソファ+オットマン」はいかがでしょうか。
とっておきの贅沢な時間が手に入るかもしれません。
リラックス空間を家族や恋人と一緒に
家族や恋人と座れるリラックスソファであれば、カウチソファやローソファがおすすめです。
カウチソファは、カウチ部分が幅広くなっているデザインを選ぶと、二人でカウチに座ることも可能。オットマンを置いてもいいですね。
ローソファも床との段差がないので、足を投げ出して座れます。
昼寝や来客用ベッドに使える休憩にぴったりのソファ
昼寝や来客用ベッドに使える休憩にぴったりのソファをご紹介します。
ファミリーが集う、憩いのソファ
一日の終わりに一家団欒。親戚や親しい友人との集まり。そんな空間にコーナーソファやL字ソファがあると、寛ぎの場となり、会話も弾むのではないでしょうか。
セパレートタイプであれば、好きに組み合わせが可能です。
子どもがソファで遊ぶ・寝そべるという場面が想定できるなら、肘掛けなしのアームレスや肘掛けが低いタイプを選んだり、オットマンで座面を広くしたりするのも良いかもしれませんね。
昼寝を快適にする、小休憩に重宝するソファ
日常生活でよくある「ちょっと眠ろうかな」に応えてくれるのが、カウチソファやリクライニングソファです。
気軽に体を横たえることができて、尚且つベッドのように寝すぎてしまう心配が少なく、質の良い仮眠環境ができあがります。
形が自由自在で体を包み込んでくれるビーズソファも良いかもしれませんね。
部屋が狭くても置きたい、形に特徴のあるソファ
部屋が狭いからソファを諦めるという方が意外に多い印象です。お部屋の圧迫感が気になるのは当然のことですからね。
「部屋が狭くても休日はソファでダラダラしたい」という方には、「フロアソファ」、「ローソファ」、「コンパクトソファ」がおすすめです。
横幅もそうですが、家具の高さも圧迫感に関係します。低めの家具を置くことで、実際より部屋が広く見えるのです。座面が低いソファは、床座に近い感覚でのんびり寛げるという利点も。
横幅が狭いコンパクトソファで寝転がる方法として、肘掛けが低く枕にちょうど良い形の物を選ぶというのも有効ですね。
省スペース省コストを実現する、寝具になるソファ
ソファベッドは、ソファとベッドという大型家具を一体にし、お部屋のスペースとコストを節約できるハイブリッドタイプ。
来客用ベッドとして使うこともできます。中には、切り替え機能によって1台で3役も4役もこなす強者も。
ソファ選びの鍵は、“どんな時間が過ごしたいか”
ソファでどんな時間を過ごしたいかは、ソファ選びの重要な要素です。イメージを膨らませてみましょう。
そのイメージにしっくり馴染むのが、理想のソファです。
利用シーンをイメージしたソファ選び
主にソファで過ごすのは誰でしょうか。
自分一人なのか、家族が居るならその人数は?
子どもやペットは居るのか。来客をもてなす応接セットとして使いたいケースも考えられます。
例えば、ペットがソファを汚す心配があるなら、洗えるカバーリングタイプにすると安心です。来客が多い場合は、適度な距離感で会話ができるようコーナーソファが良いかもしれません。
誰がどう過ごすのかをイメージすると、その場所をどのように心地よい空間にするかも自ずと見えてくるものです。
部屋のレイアウトをイメージしたソファ選び
ソファを置く際には、必ず室内のレイアウトを決めることになります。
テレビに対面するようにソファを配置したい場合もあるでしょうし、ソファ同士を対面させたいと思われるかもしれません。ソファ周辺にテーブルが欲しい場合もあります。リビングであれば、生活導線の確保も必須です。
望みは十人十色。熟考を重ねて、心地よい空間を引き立てるソファを見つけ出してください。
【参考サイト】
・ソファの選び方/家具の選び方のポイント
https://livins.co.jp/howtochoose/sofa.html
・理想のソファーの選び方 考えるべき5つのポイント
https://www.crastina.jp/user_data/pointofsofa
・ソファ選びで失敗しない5つのポイントとおすすめ商品16選
https://www.modern-deco.jp/blog/sofa-choice-point/
・ソファコンシェルジュが教える失敗しないソファの選び方
https://www.takumi-sofa.com/blog/blog-28709/
・失敗しないソファーの選び方を解説&おすすめのソファー5選
https://www.sofastyle.jp/media/chooseuse/77643
・ソファは素材で決まる!素材ごとのメリット・デメリットを解説
https://www.kk-kinoshita.co.jp/column/sofa-is-a-material/
・ソファーの素材について-B家具・アウトレットの赤や
https://shimomurakagu.com/contents_sofa/material/
・ソファの素材の特性と座り心地を解説!素材別おすすめソファまとめ
https://www.ny-k.co.jp/enjoy/sofamagazine/sofa-pro-commitment.html