平田椅子製作所さんの魅力①

平田椅子製作所さんの魅力①

 

WELLでは、平田椅子製作所さんのもとで作られた CAPRA CHAIR TOPO CHAIRTOPO BENCH を扱っています。

平田椅子製作所さんで行われるものづくりについての、素敵なポイントをお伝えします。

    

   

椅子を中心に製作を続ける

1964年に福岡県大川市に創業、1994年には佐賀県佐賀市諸富町に移り、創業以来椅子を中心に家具作りを続けてきた平田椅子製作所さん(以下、平田さん)。福岡県大川市は言わずと知れた家具の産地ですが、その大川市と筑後川を挟んで隣接する佐賀県諸富町も、家具関連企業が多く集まる土地となっています。家具製造メーカーや工場のみならず、木材を供給する資材メーカー、材木屋、製作時に使用する道具や機械などを扱うメーカーなど、業種は多岐に渡ります。諸富家具・建具は、佐賀県指定の伝統的な工芸品として、佐賀県より指定をうけている佐賀県指定伝統的地場産品です。守っていくべき伝統工芸として、世の中に認められています。

 

この地域は歴史的にも、「箱物」と呼ばれる、タンスや本棚などの箱状の家具が発展してきた地域ですが、平田さんは、「脚物」と呼ばれる椅子に着目し、製作を続けてきました。椅子づくりは、家具の中でも難易度の高いものだと言われています。優美な曲線の美しさや強度なども大切になる、椅子というものづくり。平田さんのもとで生まれる椅子は、50年以上にわたって椅子づくりに向き合い、培ってきた確かな技術によって作り出されるものです。地域の皆さんにも信頼され、長年愛され続けているのですね。

  

 

 

一貫して行われる椅子づくり

平田椅子製作所では、コンセプトとして「かたらいのしたに、いつも」という言葉が掲げられています。家族の空間に自然に溶け込み、家族団欒の場を作りたいという思いからの言葉です。そのため、コーディネートしやすいデザインにもこだわっています。

 

また、人が椅子に合わせるのではなく、椅子が人に合わせるという考えのもと、人間の体の大きさや姿勢に配慮した、使い心地や座り心地の良さも特徴です。海外のデザインでは日本人の体に合わないこともしばしばありますが、平田さんのもとでは、職人さんたちがでもデザインや製作方法、安全性や強度など、確かめながらデザインや製作が行われています。そんな過程を経て、確かな使い心地のものが、私たちのもとへ届いているのです。

   

 

 

  

平田さんは、椅子づくりの1〜10までを自社で行っています。レーンで一つの作業のみを続けて得るその技術のみではなく、製材加工から、塗装、ファブリックを貼る作業まで一貫して行います。そして、椅子づくりの様々な工程をしっかりとこなせる技術力を持つ職人が育てられていくのです。ただ一つの部品作りに特化するのではなく、きちんとものづくりを把握した職人に作られているため、商品を安心して使い続けることができます。WELLでの職人の思いや成り立ちに触れることで愛着の湧く家具、長く付き合える家具、という考え方にも通じています。

  

 

 

 

 

  

 

様々なチャレンジの姿勢

 平田さんのホームページでも印象的なのは、バーチャルショールームなど新たな試みです。自宅からや、遠方に住む人でも、オンラインで平田さんの椅子を見ることができます。時代の変化などにも敏感になり、様々なことに前向きに取り組まれる姿勢が伺えます。

また、デザイナーとのコラボや他ブランドさんとの別注デザインの製作も多く行っています。様々なデザインに対応できたり、平田さんの方から材や椅子についての知識をもとに提案するなどしています。自社での制作だけでなく、様々に関わっているからこそ培われる技術、ものづくりとなっています。

  

  

 

「かたらいのもとに、いつも」からもわかるように、家庭で安心して、自然に使ってもらえるような椅子づくりを行う平田製作所さん。毎日使う使用者に最も近い家具ともいえる椅子が、その全ての工程に責任を持って作りあげられており、安心感もある家具です。

また平田さんで生み出されるものは、長年受け継がれてきたものづくりの精神と、時代の変化にも目を凝らした柔軟な姿勢が共存しているのも魅力です。現代の生活に合わせた家具がここから生まれ、使用者に愛される大切なものとなっていくのがとても心地よい流れであるように感じられます。

 

平田椅子製作所さんについても、まとめきれないこだわりや思いがたくさんありますので、改めてご紹介していければと思います。

  

Atsuko.O