ダイニングテーブルによく用いられる、6つの無垢木材の質感や印象まとめ

ダイニングテーブルによく用いられる、6つの無垢木材の質感や印象まとめ

木製テーブルの印象を大きく決めるのが天板です。
それは木材の種類によっても異なり、無垢材か突き板か(以前の記事「家具材の無垢と突板」)によっても大きく印象が変わってきます。
今回は、よく天板に用いられる無垢材の種類について紹介します。
 
 

広葉樹

家具、特に天板には強度のある広葉樹が広く好まれます。加工は難しくなってきますが、硬く重い木ほど強度があるといえます。また、一枚板の場合は特に大きければ大きいほど珍しいものであり、高価です。
 

ウォールナット

 

CAPRA CHAIR arm(樹種:ウォールナット 張地:バトン ダークブラウン)

  

ヨーロピアンウォルナットやブラックウォルナットがある。ヨーロピアンウォルナットは、灰色、薄茶色、桃色、褐色など美しい色彩を持っており、優雅で繊細な木理を持つ。さらに加工も容易であるが、希少であるうえに家具に用いられる部分が少なく廃材が多いため、高価な材と言える。そのため、広く用いられているのはブラックウォルナットである。一般的に通直な木理を持ち、肌目もやや粗いが均一で美しい仕上がりとなる。広葉樹にしては柔らかい材でもある。
  
 
 

チェリー

 
MIMOSA Dining Table(樹種:ブラックチェリー, サイズ:W1800×D850mm)

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ヨーロピアンチェリーはそれほど大きく生育せず、ねじりや反りを起こしやすいため一般的に天板には用いられない。それに対して、人気を高めているのがブラックチェリーである。赤みを帯びた褐色で、光に反応して色が濃くなりやすい。肌目が精で、波状で均一な木理によって、現在手に入れるのが難しい高級木材マホガニーの代替品としても注目を集める。
 
  

オーク

  

MIMOSA Dining TableMIMOSA BenchMIMOSA Living Board
(いずれもオーク) 

 
ヨーロピアンオークは、粗い木理、独特の放射組織と波状の木理で有名であり、特に良質であれば高価な場合もある。
オークの中で特に多く扱われているのは、ホワイトオークである。強度がしっかりとあり、硬いため天板にも向いている。薄茶色から褐色位の色味をしており、仕上げによって深みのある黄褐色になる。通直な木理、均一な肌目を持った樹種であるため、扱いやすく欠点の少ない木材。レッドオークは、ホワイトオークやヨーロピアンオークに見られる模様を持っていないが、赤褐色の深みのある色が特徴的である。
硬く耐久性が高く、 北欧系のヴィンテージ家具でもその数が多い。
 
  
 

アッシュ

 

Gen Table 01 / Gt 01(樹種:アッシュ(水性塗料仕上げ)

  

ホワイトアッシュ、ヨーロピアンアッシュなどがあり、どちらも独特な木理模様を持っている白い色味の木材。ホワイトアッシュの肌目は疎であるが、切削仕上がりは良い。衝撃に対する強い抵抗力を持っているので、道具の柄、運動用具、ボートなどにも使われる強度のある木材。広葉樹材にしては安価。仕上げに関して、クリア仕上げ材をよく吸収するが、硬い斑部分はあまり吸収しない。
  
  

チーク

暗色で油質であるため、古くから造船などでも使用されてきた材。肌目は比較的粗く、あまり均一ではないものの重さのわりに強度もある。魅力的な通直や波状の木理と色を持つ。
 
  
 

針葉樹

柔らかく軽い針葉樹は、狂いは少ないけれども強度は弱い特徴があります。
 

パイン

建築材料やフローリングとして広く使われるウェスタンホワイトパイン、サザンイエローパインなどもあるが、家具に用いられるのはホワイトパインである。強度も耐久性もあまりよくないが、加工がしやすいのが特徴である。通直な木理で均一な肌目を持つ。薄茶色から淡い赤褐色。  
 
 

それぞれに特徴がある樹 

天板に多く用いられる広葉樹ですが、そのなかにもそれぞれの色味や木理、強度など様々な特徴があります。珍しさや用いられ方によっても、価格ももちろん変わってきます。お部屋のイメージを大きく動かす天板。ご自身のお好みとご希望に合わせた木材を選んでいってくださいね。

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