ファブリックの選び方　Kvadrat Molly2<br/>-Hirata Gen Collecton -

2022.02.02

ファブリックの選び方　Kvadrat Molly2
-Hirata Gen Collecton -

「Hirata Gen Collection」のソファーやチェアは、シートの種類をお選びいただくことができます。そのひとつ、染めていない自然の色のウール「Kvadrat Molly2」は、世界から支持されているKvadrat（クヴァドラ）社のテキスタイルです。

北欧の最高峰のファブリックブランドKvadrat社

Kvadrat社は、1968年にデンマークで創業したテキスタイルメーカーです。

デンマークのインテリアショップ「イルムスボリフス」で働く2人の青年、ポール・ブリエルとエーリング・ラスムッセンが「自分たちの理想とするテキスタイルを作ろう」と独立。北欧の伝統に根ざしたデザインが特徴で、800以上のデザインと 9,500を超える色のコレクションがあります。

暮らしを豊かにする上質な製品作りを目指すKvadrat社は、家具、ジュエリー、陶芸、グラフィックデザインなどのさまざまな分野のデザイナーと積極的にコラボレーションをしています。mina perhonen（ミナペルホネン）デザイナーの皆川明さんとも行ったものも。素材や技法の新たな活用法の模索に挑戦し続け、常に最先端の技術・新しいデザインを生み出しています。

その品質の高さは、ニューヨーク近代美術館、ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホール、広州オペラハウス、ドイツ国会など、各国の有名な建築や文化施設に使われいます。

芸術的な美しさがあり、使っていて気持ちいいもの。環境に配慮したデザインにとって何より大切なのは、10年間使い続けられる耐久性であること。信念を持った製品づくりが、世界で活躍する建築家、デザイナーから愛され続けているのでしょう。

設立当初から地球環境への配慮にも取り組み、デンマークで最初にISO14001環境管理システムを導入した企業のひとつです。デザインから納品までの全工程を、環境への影響を最小限に抑え、織布工場では、生産・デザイン工程全体で排出量、廃棄物、資源活用を管理。

多くのテキスタイルはEUエコラベルとGREENGUARD Goldの認証を得ています。

呼吸する繊維といわれるウール

長く使っても変わらない色、風合い、耐久性。主な原材料のウールは、ニュージーランドの契約農家で大切に育てられた良質な羊の毛です。ゆるやかな地形のニュージーランドは羊たちがのびのびと過ごせる、ストレスがかからない環境があります。1年中確保できる牧草もあり、羊たちに安定して栄養を与えられ、寒い気候によって毛の量もたっぷりとしています。

また、毛を刈るタイミングもストレスが毛に現れないように安定した気候の時期を見極め、生地のデザインによって毛の長さや毛質を細かく使い分けられています。

ウールは「呼吸する繊維」といわれ、吸湿・放湿性があり通気性にも優れ、冬は暖かく、夏は涼しく、通年を快適に過ごせる素材です。水や汚れを弾き、摩耗や色褪せに強い耐久性があり、長く使うことを前提にした大切な家具のファブリックとして、ウール生地を推奨しているところも。微生物によって分解される生分解性もあり、循環、再生可能な自然素材です。

無着色のウール Molly2（New wool 100%）

そのままの天然の色が特徴の新毛のウール100%生地。ノルウェーの梳毛糸（そもうし）を使い、スウェーデン人のデザイナーÅsa Pärson　(オーサ・ペアソン)によってデザインされた、繊細でシンプルな家具用のファブリックです。
毛足の長い原毛を揃えて撚った梳毛糸は、滑らかな肌触りと光沢感が生まれます。
無着色のウールを使った織りがつくりだす魅力をそのまま見せるKvadrat社のMolly2は、穏やかで落ち着きのある上品で都会的な印象があります。

Hirata Gen Collectionでは、0114・0164の2色のご用意がございます。

＜0114＞

Kvadrat Molly2 0114