【YouTube】Gen Sofaの紹介<br/>Hirata Gen Collection

2022.02.13

【YouTube】Gen Sofaの紹介
Hirata Gen Collection

WELLでは、これからの時代を生きていく都市生活者に合う家具を提供したいという思いでブランド運営してきた中で、当初から色々な形での取り組みを行なってきた平田椅子製作所が発表した新しいラインアップ「Hirata Gen Collection」のブランドコンセプトに共感し、ショールームでご紹介する事に至りました。

そこで、平田椅子製作所の大坪さん（以下、大坪さん）、studioA27のラース・ヴァイェンさん（Lars Vejen。以下、ラースさん）、石河泰治朗さん（taijiro ishiko。以下、石河さん）。アーツアンドクラフツの吉田、WELLディレクターの村上と、2020年2月のリリースに至るまでのこと、商品のデザインやこだわりについて対談をいたしました。

※ラースさんはオンラインより参加してくださいました。

ソファーからはみ出た脚にはカスタマイズも

シンプルさと機能性のある新しいソファの形

WELLのスタッフたちも気に入るソファ。

「一つのデザインでバリエーションがあるソファを作ってみたいというところで、高さが3段階ある1シートタイプと2シートタイプのソファです。一番大きい特徴としては、脚につけるモジュール式のテーブルです。それをつけることで商業空間や自宅でのちょっとした作業とか、コーヒーを置いたりできます。まだ、開発中ですけど、後ろにも棚をつけて、空間を遮りながら反対側にもう一つ空間を作ったりも。ひとつのソファを使って、空間を隔てつつ、2つの空間を作りながらミニマルな機能を持ったソファになります」と、カスタマイズの機能を持たせ、より使いやすいデザインを考えられた石河さん。

ラースさんが座られているのも同じソファシリーズのGs 02。程よく空間を区切るミドルバックのソファです。

ラースさんがおかけになっているミドルバックのソファGs02。

「シンプルでクラシックなデザインのソファコレクションの特徴的なディテールは、シートからはみ出た脚です。ただ装飾的な使い方だけではなく、そこに機能をつけたことがポイントで、デザインの基本を素直にやってできたものです。

高さが３種類あるというのも、住居や公共空間でもいろいろなシーンでも使えるようにしました」

ラースさんによると、デンマークのオフィスのインテリアデザインが大きく変わってきているそうです。プライベートな空間を大切にするようになり、異なる機能を持つインテリアやカジュアルな雰囲気が増えているとお話されていました。

「日本でも、コロナを経てプライベートスペースとパブリックスペースが近くなってきていることもすごくありますね。デンマークに限らず、世界的な流れがあると思います。
だからこそ、『源』というところ。人間の根源的なところ、心地よさには差がないことが体現されていますし、そこを目指しているんだなと感じました。」と吉田はお話を聞いて、よりプロダクトに込められた想いを感じることができたそうでした。

つくり手として、大坪さんは「今まで作っていたものには、あまりこういうものがなかったので、新しい形が多いです。それまで形にすることがなかったものも、積極的に取り入れました。難しさもありながら、新しい形が生まれたこと、製作の中でも柱になるパーツのディテールを合わせていくことで、デザイナーさんが考えてくれた世界観が作れるんだと、新しい発見ができました」

ショールームに置いているHirata Gen CollectionのグラフィックはCGというのも驚きです。世界観を作った上でその商品を作っていくというのは、だいぶ違いがあるなと再認識されたようです。

「作ったことがない形でも楽しめて作れて、みんなスツールができたときに、この空間に合わせたがっていました。
僕らの工場の方では、実はあまりなかったのかもしれませんけど、アイテムが増えるごとに職人たちがわくわくしていました。このブランドで新しい商品の展開を考えたときにも、studioA27の2人が生み出したものに対して、まず肯定的にチャレンジできていければ、幅も広がり、その世界観に向けて頑張って作っていけたらいいなと思います」

（動画：12:39〜）