【YouTube】Gen Chair 01 / 01-Aの紹介
Hirata Gen Collection

WELLでは、これからの時代を生きていく都市生活者に合う家具を提供したいという思いでブランド運営してきた中で、当初から色々な形での取り組みを行なってきた平田椅子製作所が発表した新しいラインアップ「Hirata Gen Collection」のブランドコンセプトに共感し、ショールームでご紹介する事に至りました。

 

そこで、平田椅子製作所の大坪さん（以下、大坪さん）、studioA27のラース・ヴァイェンさん（Lars Vejen。以下、ラースさん）、石河泰治朗さん（taijiro ishiko。以下、石河さん） 。アーツアンドクラフツの吉田、WELLディレクターの村上と、2020年2月のリリースに至るまでのこと、商品のデザインやこだわりについて対談をいたしました。

※ラースさんはオンラインより参加してくださいました。

 

 

 

対照的な印象を持つ洗練されたチェア Gc01-A / Gc01 

「吉田さんが座っているGc 01-Aは何回も形が変わりました。細かい1箇所を変えるにしても3〜4日位やりとりをして、とても時間が掛かりました。」と話す大坪さん。特に、肘が伸び出したあたりの前足とお尻を支えている棒、背中部分の笠木は、徹底的に話し合われたとのことです。

 

 

 

 

「デザインを形にするとき、一番大事なことは使う人の安全性。シンプルに切り詰めたもの程、強度を出すのは難しく、求めるデザインを形にしていくと出ないところもありました。そういうとき、作り手とデザイナーの間で妥協が生まれることがほとんどです。けど、このシリーズはお互いに高め合いながら作られましたね。」

会議の議題が出ると「うっ」と苦しくなるときもあったとか。納得するものを作りたいからこそ、一度時間を空けて、視点を変えたり、考えを擦り合わせて気軽に話したりと、ひとつひとつを納得するまで話し合い、解決して生み出されたチェアだと大坪さんはおっしゃります。

 

「最終の形を目指してデザインをもう少し変えるかもしれない」と笑いながら話す石河さん。

 

ラースさんは「Gc01は、平田椅子製作所さんとピンポンゲームのように徹底的に話し込みました。たくさん意見を交換して、ディテールの細かい仕上げ方法や構造を突き詰めて作り込んだものです。デザインだけじゃなくて、実質的なところでの細かい調整はこだわってやり抜いていきました。」とお話くださいました。

 

 

 

「 お互いに求める一つ上に行きたいという強い想いがあり、迷いながら、間違いをしながら、どこかでピタッとハマるところがあります。一から新しく生み出しているものには、きっちりしたゴールも正解もないので、これから改良するとしても、三者が納得して進めていこうと考えています。」と話される大坪さん。

京都府の石河さん、デンマークのラースさん、佐賀県の平田椅子製作所。場所が遠く離れていても、それぞれの意思を尊重した深いコミュニケーションが取れる関係は強みだと語ります 。

 

 軽い印象なのに大きく、大きいのに軽い。
対照的な印象の Gc 01シリーズは、それぞれのパーツはギリギリまで削り、アームのつなぎ目の位置、組み合わせる木目の方向など、さまざまな方法を試して作られた、美しいデザインと使う人の安全性のバランスが保たれた椅子といえます。

 

 

 

 

※個展は終了いたしました

【展示会概要】

Hirata Gen Collection  Exhibition

期間：2022年2月5日（土）〜2月20日（日）

（5日・6日はデザイナーの石河さん、メーカーの方が在店予定です。）

場所：WELL　新宿ショールーム

　　　〒160-0022 東京都新宿区新宿 3-17-20（アクセス）

営業時間：平日12:00〜19:00

　　　　　土日祝11:00〜20:00

定休日：水・木曜日

※期間中の2月10日（木）は営業いたします。