【YouTube】異なるバックグラウンドのユニットstudioA27
Hirata Gen Collection
WELLでは、これからの時代を生きていく都市生活者に合う家具を提供したいという思いでブランド運営してきた中で、当初から色々な形での取り組みを行なってきた平田椅子製作所が発表した新しいラインアップ「Hirata Gen Collection」のブランドコンセプトに共感し、ショールームでご紹介する事に至りました。
そこで、平田椅子製作所の大坪さん(以下、大坪さん)、studioA27のラース・ヴァイェンさん(Lars Vejen。以下、ラースさん)、石河泰治朗さん(taijiro ishiko。以下、石河さん) 。アーツアンドクラフツの吉田、WELLディレクターの村上と、2020年2月のリリースに至るまでのこと、商品のデザインやこだわりについて対談をいたしました。
※ラースさんはオンラインより参加してくださいました。
生まれも育ちも異なるstudioA27の成り立ち
デンマークと日本という違うバックグラウンドのstudioA27。
2人が出会い、共にするようになったきっかけはどのようなものだったのでしょうか。
「最初の出会いは泰治朗が通う京都の大学です。たまたま講義をすることになり、泰治朗は出席していたそうですが、大勢の人がいて、その場で直接会っていません。その後、デンマークの事務所でインターンシップをしたいとポートフォリオが届きました。実際にスカイプで話す時に、ユーザーネームに誕生日が入っていて、聞いてみたら、わたしと同じ4月27日で驚きました」
石河さんはその頃、実践的な経験を海外で積みながら勉強できたらいいなと考えていて、「働かせてください」と、いろいろな事務所にポートフォリオを送っていたそうです。
「大学の講義でラースの作品を見て、すごく綺麗な作品を作る事務所だなと思い、メールを送ってみました。ダメもとだったのですが、返事をくれて、そこで初めて話しました」と当時のことを振り返ります。
そこから、石河さんは、ラースさんの事務所でインターンシップとして働き、さまざまなお仕事に関わりながら、お互いを知っていく中で何か一緒にやってみたいねと自然な流れに。
ラースさんはデンマーク、石河さんは日本で生まれ育ち、それぞれ見てきたものや育った環境、感覚が違う2人がチームを組んでやるというのは、とてもユニークなこと。
世代、受けてきたデザイン教育、ツール、見方など、違うことがうまくミックスしてチームワークが作れていると感じると石河さんは話します。
2人の相互作用
今回平田椅子製作所さんとコラボレーションしたHirata Gen Collectionはどのように2人で進めていったのでしょうか。
「今思うと、自然な流れでできたかなと思います。2人ともこういうのができたらいいという理想は、最初の時から共通していました。
例えば、テーブルひとつ作るってなったとき、何かディテールの形だったりとか、この納め方どうしようかとか、ひとつひとつを2人で確認しながら、ステップを踏んでいきました。
時差の関係もあって、リアルタイムで作業を進められないので、僕の方である程度まで進めることが多いです。『ラースだったら、これがいいだろう』という感覚が自分の中にあって、自分もラースもいいと思うもの確認しながら進めていました」
京都にラースさんの事務所兼住居があり、そこで寝泊まりしながら一緒にスケッチを描きがなら話し合ったり、それを3Dに起こしたり、必要な道具が揃っている中で、自然に心地よく進められたとお話します。
「だいたい18ヶ月くらいでファーストコレクションが揃い、その後に平田椅子製作所さんもすぐにプロトタイピングしてくださって、スムーズに行ったかなと思います。」
※展示会は終了いたしました
【展示会概要】
Hirata Gen Collection Exhibition
期間:2022年2月5日(土)〜2月20日(日)
(5日・6日はデザイナーの石河さん、メーカーの方が在店予定です。)
場所:WELL 新宿ショールーム
〒160-0022 東京都新宿区新宿 3-17-20(アクセス)
営業時間:平日12:00〜19:00
土日祝11:00〜20:00
定休日:水・木曜日
※期間中の2月10日(木)は営業いたします。
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