私にフィットするオーダーメイド家具 ベンチ
ベンチという家具
ダイニングテーブルと合わせて必要なもの、椅子。これまで、床座が基本だったため、自分の定位置となるような椅子が欲しいと感じていました。
ダイニングセットを選ぶ順序として一般的なのは、自分の身長に合わせた椅子を選び、その高さや幅に合わせたテーブルを選ぶという順番です。私もそれに従って、椅子のから考え始めましたが、デザインや機能面を含めどのようなものが欲しいか、中々定まりませんでした。
テーブルはMIMOSA DINING TABLEに決める事ができたため(別記事にて記録予定)、テーブルと同じシリーズのMIMOSA BENCHが候補に上がりました。
以前の記事でも記したように、木製のベンチは様々な使い方ができるという利点があります。今見つけられていない理想の椅子を手に入れた時、このベンチならディスプレイ台的に使うなど他の用途にも使え、来客時にも便利。もともと、軽やかでシンプル、丸みのある温かみも備えたデザインも好んでいたためMIMOSA BENCHにすることにしました。
サイズ
ベンチのサイズを決めるには、テーブルのサイズが関わってきます。
私はテーブル幅を1200mmに決めたので、そのMIMOSA DINING TABLEの脚間に収まる寸法を考慮し、幅1000mmのサイズにしました。
高さについては変更せず、標準サイズのままとしました。
MIMOSA BENCHの標準の座面の高さは、410mmです。これは、人間工学的には身長170cm前後の人に適した高さで、身長155cmの私には少し大きいといえます。身長に合わせて脚をカットし、高さを低くするオーダーも検討しましたが、もし座高さを低くすると、同時にテーブル高さも低くすることになります。標準サイズでも違和感なく使えると感じた私は、長く使う、今後家族や誰かと一緒に使うかもしれない、ということを考えてそのままの仕様でオーダーすることに。
実際に使ってみて
座り心地や座姿勢に特化したものではないため、長時間の集中した使用は避けていますが、ベンチならではの良さも感じています。
一つ目は、体の自由度が高いこと。
背もたれと肘掛けも無く、座面が横に広いため、様々に姿勢を変えながら使う事ができています。私は壁際にベンチとテーブルを配置しており、壁につけた短い辺にクッションを置いてもたれ、足をベンチの上に伸ばすような座り方も気に入っています。三角座りしたり、色んな座り方を試しながら、テレビを観たり、本を読んだりと楽しんでいます。
二つ目は、持ち運んで自由な使い方ができることです。
普段はベンチとして使用していますが、床に座ってくつろぎたい気分の時には、窓際に移動させることも。愛用のCDラジカセと雑誌、コーヒーをベンチに置いて、サイドテーブル的に使うなどしています。軽く、持ち運びも容易なため、思いついた時にお気に入りの場所に移動させられるので、その点も気に入っています。
シンプルなデザインのカスタムオーダーなので、理想の機能のものを難しく考えすぎずにオーダーする事ができました。制作には約2ヶ月程かかりますが、悩んで決めてそれから作ってもらっているので、物自体への愛着もしっかりとあります。お手入れをしつつ、これからさらに色んなお気に入りの使い方を探しながら、一緒に過ごしていくのが楽しみです。
《 関連コラム 》