ものが持つ魅力

ものが持つ魅力

※イベントは終了いたしました

 

2021年4月3日(土)〜4月11日(日)の期間、WELLショールームにてレザーブランドRHYTHMOS(リュトモス)のイベントを行なっています。

イベント初日には、私も、RHYTHMOS(リュトモス)代表の飯伏さんに普段の生活の話からブランドの考え方の話まで様々にお話を伺え、とても有意義な時間を持つことができました。

その中で実感した、商品が持つ魅力やその理由について記します。

 

 

美しい素材を用いて手作業で丁寧に加工された、飽きのこないシンプルさと使いやすいデザインが魅力の商品。そこには、RHYTHMOS(リュトモス)が大事にするフィロソフィーが関係していました。

 

本来、自然を生きる牛や豚などの動物。それを人が生きるために狩って肉を食べ、寒さを凌ぐために使用するようになったという起こりがあります。

しかし、畜産業において、人間の食肉のために必要とされる以上の数を、非人道的な扱いで飼育していることなどが問題になっています。様々な環境問題や社会問題を含めて多くを調べ、知り、考えられた上で飯伏さんが続けられていること。それは、動物からいただく命に感謝しながら、できるだけ隅々まで大切に使用すること。そして、永く愛せる形に整えて、永く愛してもらえる人に、永く愛してもらえるように素材についてきちんと伝えて、使ってもらうこと。

  

RHYTHMOSの商品が持つ魅力は、そのためのデザインや作業があるからだと考えると、色んな事が腑に落ちました。

革という素材の魅力がシンプルに伝わる形状に落とし込み、永く使ってもらえるような機能を持つデザイン。さらに、ひと針ひと針手縫いの縫製を行うのは、強度面に加えて、厚さに変化のある革の美しさをうまく引き出すためであったり、リペアを行いながら永く使うためへのこだわりです。

根底の考えがあるからこそ、機能的な形や素材の選定などこだわりが生まれ、結果的に色んな人から愛され、求められ、大切にされるものづくりにつながっているのだと感じました。

  

根底にある思いや考えを元に、形をもって表現されたものは、人の心を動かす美しさになって、色んなものを伝える魅力を持つと改めて思いました。

 

Atsuko.O

  

写真はイベント期間中、WELLショールームにてオーダーをお受けしておりますZip ( L )です。

 

お知らせ

<一緒につくるものづくり>ハンドメイドレザーRHYTHMOS(リュトモス) ※終了

 

作品について

● RHYTHMOS(リュトモス)の商品をご紹介

 

作家さんについて

Vol.1 ものづくりをはじめたきっかけは?

Vol.2 RHYTHMOS(リュトモス)のコンセプトは?

Vol.3 ものづくりにおいて、良いものと悪いもの

Vol.4 飯伏さん流の作り方

Vol.5 ものづくりの嬉しい瞬間

Vol.6 ものづくりを行う職人としての振る舞い

Vol.7 ものづくりをする工程

Vol.8 豊かな暮らしをするためにどうしたらいいか

Vol.9 ベストなコンディションを作る工夫

Vol.10 使命の考え方と時間の使い方

Vol.11 飯伏さんの今後の取り組み