【作家インタビュー】
ハンドメイドレザーRHYTHMOS(リュトモス)Vol.3
※ イベントは終了いたしました
4/3(土)〜11(日)にWELLショールーム&オンラインストアで実施予定の【一緒につくるものづくり】ハンドメイドレザー RHYTHMOS(リュトモス)のポップアップイベントに際して、RHYTHMOSさんの工房をWELLディレクター村上雄一がお伺いし、代表の飯伏正一郎さんにものづくりにまつわる様々なことをお聞きしました。
つくり手のおもいや技術を知るところから、使う人それぞれのストーリーもさらに豊かに膨らんでいきます。
ものづくりにおいて、良いものと悪いもの
村上:
自分の中でのいいものと悪いもの、言語化するとしたらどういう感じですか?
飯伏:
ジャッジを誰かに確認するかしないかですかね。
何かができて形になった時に、自分が心底良いと思ってたら、一緒に確認しないですね。これどう思う?いいと思う?と訊くことは多分しないと思います。
でも、「これまあ悪くないんだよな」となったときに、相方とか嫁さんとかにこれってどう思う?って訊くと思います。多分、絶対的に自信があったら訊かない。でも「自分で判断できないけど、一般的にはもしかしたらこれをいいって思うかもしれない」という時には、誰かに訊きます。友達とか身近にいる人に。その差はあると思います。
村上:
なんなんですかね、それ。
飯伏:
そこはもうビジネスとしてという頭があるから、ということですよね。これをリリースして売れるのか、ちゃんと仕事になるのかということを考えると、やっぱり第三者の意見をきくべきだと思うんです。けど、自分がいいと思ったものは、あんまり商売・ビジネスを考えてないんじゃないかなと思います。表現というか、俺はこれがやりたいんだみたいな方だと思うんですよね。
だから、どっちがいいも悪いもないと思うんですが、2つの頭が多分存在していて、これは「仕事である、ビジネスである」っていう頭、「表現である」っていう頭、二つあるんだと思います。おそらく、後者の「表現である」っていう方がしっくりはくるんですよね。でもじゃあそれがビジネスになるかどうかっていうのはわからない。でもそれを両立してできたものが、本当は一番、ベストだと思うので。だから本当は、新作を毎年毎年は出せないと思うんですよね。
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(次回に続く)