【作家インタビュー】
ハンドメイドレザーRHYTHMOS(リュトモス)Vol.10
※ イベントは終了いたしました
4/3(土)〜11(日)にWELLショールーム&オンラインストアで実施予定の【一緒につくるものづくり】ハンドメイドレザー RHYTHMOS(リュトモス)のポップアップイベントに際して、RHYTHMOSさんの工房をWELLディレクター村上雄一がお伺いし、代表の飯伏正一郎さんにものづくりにまつわる様々なことをお聞きしました。
つくり手のおもいや技術を知るところから、使う人それぞれのストーリーもさらに豊かに膨らんでいきます。
使命の考え方と時間の使い方
飯伏:
今までは「自分を作っているこの財布をみろ!」っていうより、この財布が何に貢献しているかということを意識するようになりました。それが、自然なことですし、大人になるってそういうことだろうなって思います。
そもそも、ネイティブアメリカンから影響を受けて、革は命であると言い続けていたので、自分の中で潜在的な貢献意識があったんだろうなと思います。
30代前半で独立するときに、誰かに影響力を与えられる人でありたくて、ビジネスとして、ものづくりとして仕事していけることを若い世代に見せていくという使命感もありました。
最近は、世の中にどれだけ貢献できるだろうかと思うようになりました。
革でものを作っていくことは、世の中に貢献していくことができることなんじゃないかなと考えています。食育という人の営みをして出荷されるものを形として残していける、唯一の仕事であって、それをすることが使命だと思います。
「使命」って命を使うって書くじゃないですか。命を削ってでも、やるべきことが使命だと思っていて、僕の使命はそれだと思うんですよね。
それは、最近気づいたことです。
時間の使い方が大事で、1日8時間労働だとします。睡眠時間が6~7時間、食事に3時間くらい使います。残りが7時間あります。この7時間をどう使うかが、その人の人生を変えると思っています。8時間は生きていくために時間でも構いませんが、その残りの7時間は世の中のために命を使っているか?無駄に使っている人が多すぎると、自己啓発の本で見て、おっしゃる通りだなと思ってしまいました。
その中で自分のために食べる時間と世の中のため生きる時間が半分半分にできたらいいなと思いました。
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(次回に続く)